「奥多摩のB地区に怪獣が現れた!」 「ダン、アマギ、出動せよ!」 「ウルトラホーク1号、発進!」 ウルトラセブンに登場する地球防衛軍は、 情報をキャッチしてから出動の命令が下るまで、円滑である。 情報を受ける隊員と司令官や部下が同じ部屋にいて、 常に緊急事態に備えているからだ。 しかも、最後の砦となるウルトラセブンはモロボシダンその人だから、 情報を伝達するまでもなく情報を共有している。 まことに頼もしい。 一方、北朝鮮のミサイル発射に関して、 誤情報で混乱した某自治体の人たちはどうであったか。 発射情報を電話で受けた人が別の部屋まで走って行き、 モニタで何やら確認してから次の連絡先に電話で伝達。 その人の動きは目にもとまらぬ速さ、まさに音速、であろうはずもない。 先日も書いたとおり、ミサイルはもの凄いスピードで飛ぶ。 北朝鮮のミサイルだって、第1宇宙速度は無理でも、 相当なスピードを有しているはずだ。 日本の某自治体職員が電話で伝達する手段は、 スピードにおいては歩行者や自転車レベルの速さである。 いくら北朝鮮のミサイルだからといって、 そのスピードは歩行者や自転車よりは速いと思うよ、アタシは。 被害がなかったから良かったものの、 歩行者や自転車レベルの速さで情報を伝達しているようでは、 発射情報が広まる前に被害を受けるでしょうね、普通に考えると。 「北朝鮮のウサギさんとカメさんが日本に向かって歩き出しましたぁ!」 という情報なら、電話で伝言ゲームをするのもいいだろう。 でもね、21世紀の今日、情報を伝達する手段において、 その発想が昭和40年代の地球防衛軍に劣っているのはマズイんでないかい? なんてね。 そもそも情報伝達なんか、本件に関してはどうでも良かったりするんだよね。 TVなどは専門家に意見をきいて、北朝鮮の「思惑」を推測しているけど、 深読みのしすぎだと思うなあ、アタシは。 深読みすればするほど、北朝鮮の思うつぼって感じがする。 ダダをこねるガキといっしょで、理屈が通じる相手ではないのだから、 泣き疲れて眠るまで放って置くのが一番だと思うよ、アタシは。 ガキの我がままに親が翻弄されるのが最悪なわけで。。。
by hikihitomai
| 2009-04-06 21:48
| 物見遊山
|
ファン申請 |
||