朝の通勤時、ラジオを聴きながら苛立つことがある。 たとえば、こんなとき。 電車の情報が入りました。 今朝7時10分頃、茨城県土浦市の踏み切りで 砂利を満載したダンプカーが立ち往生した影響で 常磐線は全線で運転を見合わせています。 復旧は8時半頃になる見込みです。 前半の「今朝7時10分頃」「茨城県土浦市」「踏み切り」 「砂利を満載」「ダンプカー」「立ち往生」が、 自分に関係するか否かが不明なまま、 最後まで聞かないと情報として完結しない。 苛立つのである。 結論を先に言ってくれ、と。 大切な情報は、常磐線が運転を見合わせていることである。 それを最初に伝えてほしい。 通勤ラジオで「列車の運行情報」を聞く者にとって重要なのは、 自分が乗車する列車に関係があるのか、ないのか。 関係のない路線であれば聞き流せばいいし、 影響があれば復旧の見込みなどに注意しながら聞くだろう。 まず不通の路線名をアナウンスしてから、そののち 原因やら復旧の見込みやらを伝えてくれれば耳に入りやすいのにね。 ラジオに限らない。 不幸なことに、似たような経験は少なくないのである。 最悪なのは、編年体&直接話法である。 Aさんが「AAA」と言ったところ、 調子に乗ったBさんが「BBB」と言ったものだから、 怒ったCさんが「CCC」と言いだして、 なだめようとしたDさんが「DDD]と言ったけど、、、 記憶した順番に話すのは説明ではなく「再生」である。 事情を把握できていないから忠実に再生するしかないのか、 あるいは時系列に話す方法しか知らないのか。 委細もらさず直接話法で並べられるとウンザリする。 まあ、広い心で耳を傾けるのがオトナの対応なのだろうが、 疲れているときは勘弁してほしい。 意図的に結論を後回しにする人もいて、迷惑することもある。 たとえば日曜日の早朝、インターフォンが鳴る。 見ると子供を連れた中年のオバサンが立っている。 近所の奥さんかと思って応対すると、 誰それさんちのお爺さんが体調を崩して、と話が始まる。 先月はどこそこのお婆さんが怪我をして、 よそのお宅では奥さんが更年期障害で、と話が続く。 来訪の用件がわからぬまま話を聞いていると、 「あなたとあなたのご家族のためにお祈りさせてください」 ここに書けないような汚い言葉が脳内を駆け巡るが、 丁寧にことわって、お引取り願うしかない。 マブタが痙攣しそうだよ。
by hikihitomai
| 2009-10-06 21:55
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