「Photomatix Pro 3.0 体験版」で加工。
急に時計を見ると、しばらく秒針が止まって見えるらしい。 この現象をクロノスタシスと呼ぶそうだ。 閉じていた目を開いたときも同様の現象が起こるという。 原因は、見たものを脳ミソが認識するまでのタイムラグ。 ものを見るとき、人は眼球を素早く動かして輪郭や細部をトレースする。 この眼球運動をサッカードというそうだ。 目から入った情報を元に、それが時計だと認識するまでのタイムラグが クロノスタシスを引き起こすという。 昨年だか一昨年だかに、それを知って以来、 思いだすたびに腕時計でクロノスタシスを試すのだが、 残念ながら秒針が止まって見えたことはない。 体験できない理由は、 これから試すぞと心に決めてから腕時計に目をやるせいだと思う。 見る前に、時計のイメージが脳内に出来あがってしまい、 クロノスタシスが起こるほどのタイムラグが生じないのだろう。 使い慣れた腕時計だから、イメージしやすいのは想像に難くない。 自分なりにそう解釈しているが、自信はない。 そんなクロノスタシスではあるが、 先週、いつものように試したところ、秒針がしばらく止まったように見え、 次の瞬間、針が1秒飛んで動いた。 おお、これがクロノスタシスかと喜んだのは、早合点。 よく見たら、秒針は2秒刻みで動いていた。 電池切れを知らせる機能である。 2秒刻みの腕時計は、約一週間後に5時59分16秒を指して止まった。 そして今日、電池を交換したので秒針は1秒ずつ時を刻んでいる。 相変わらず、クロノスタシスは体験できないが。
by hikihitomai
| 2010-01-25 22:17
| HDR
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