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個性は記憶


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TAMRON SP AF 90mm F2.8 MACRO


猫家族をみていて、ふと思った。
個性の源泉は記憶である、と。
個性は記憶である、と言い切れるのかもしれない。

部屋の中に黒っぽいタケノコが生えたように見えたら、
それは佇むデブゴン(本名:シバ)の背中である。
白っぽいボロキレが落ちているように見えたときは、
仰向けで寝ているデブゴンの腹である。

腹は弱点だから隠すのが動物の習性だと思う。
しかし、デブゴンが仰向けになるのは日常茶飯事。
腹を見せて撫でてくれと要求する。
デブゴンの個性である。

デブゴンは足取りも軽く、タッタッタッタと近づいてきて、ドテッと横たわる。
そして、顔をこちらに向けたまま、体をひねって仰向けになる。
腹を撫でてくれ、と。

その様子を見ていた仔猫1号のトラ君(今年3月永眠)は、
仰向けになることを覚えた。
デブゴンの行動がトラ君の記憶に追加され、
記憶に基づき行動を起こした。
トラ君に、仰向けになる個性が追加されたのである。

1号に続き、2号のエバ嬢、3号テン君にも個性が追加された。
母猫のソラはぎこちなくなく腹を見せるようになったが、
仔猫4号のヤン君だけは仰向けにならない。

やんちゃのヤン君は、マーベリックなのだろう。
追随しないのも個性である。
目つきも悪いし。

そんなヤン君は、私が帰宅すると玄関まで迎えにくる。
かわいいから撫でまわす。
立ち去ろうとすると、にゃおと鳴くからまた撫でる。

その様子を他の猫たちが見ているから、
全員が玄関まで迎えにくるようになってもよさそうである。
しかし、お出迎え猫はヤン君に限定される。
なんだか納得がいかない。

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ボビー・ハッチャーソン(Bobby Hutcherson) / Aquarian Moon
by hikihitomai | 2012-06-23 23:35 | 植物
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