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忍者レフ



忍者レフ_c0069055_21122122.jpg


小道具を購入した。
夜景撮影時の窓ガラスの写りこみ対策である。
商品名は「忍者レフミニ」という。→ こちら
折りたたむと直径12センチなので常時携行できる。
名前が怪しいが、使用する姿も怪しい。
もっと怪しげな「ひとつ目クン」もあるが、私にはそれを人前で使う勇気がない。→ こちら

小さいサイズの「忍者レフミニ」(直径35センチ)を購入したのは、
第一の理由は人目をはばかって。
第二の理由は、簡単な計算をした結果、
写りこみ対策の要点は忍者レフの大きさに頼ることより、
窓ガラスに近づくことが肝心だとわかったから。

近づけないのであれば、
通常版の「忍者レフ」(直径50センチ)でも写りこみを回避するのは難しいだろう。
「ひとつ目クン」に至っては無駄に怪しまれるだけだ。

ちなみに、計算は次のようなもの。
レンズの画角を θラジアン、
窓ガラスまでの距離を nメートル、
写りこみを排除するための忍者レフの直径を R とすると、次の等式が成り立つ。

  R = 4n・tan(θ/2)    ※レンズと窓ガラスが直交する場合。

極端な例としては、
シグマのレンズ8-16mmで、8mm(12mm相当)を使う場合、
画角(縦横比2対3の対角線画角)は約121度(1.056ラジアン)なので、
窓ガラスから 1メートル離れたとき必要となる忍者レフの直径は約7メートル、
50センチの距離でも約3.5メートルにもなり、現実的でない。

そもそも、そんなに離れてしまったら、
写りこみ以前の問題として、
窓枠や通路、内壁などの屋内設備が写ってしまう。

50mm(75mm相当)レンズでも窓ガラスから50センチ離れると、
写りこみを完全に防ぐには直径が約60センチの忍者レフが必要になる。

画角(焦点距離)ごとに色々と計算してみたのだが、
結論としては前述のとおり、
写りこみ対策の要点は忍者レフの大きさに頼ることよりも、
いかに窓ガラスに近づくかが肝心だということ。

要は、夜景がレンズに到達する際、
透過する窓ガラスの面積を小さくする方が、
写りこみの影響も小さくなる。
当たり前の結論に至ったのである。

なにはともあれ、忍者レフミニは手軽で簡単。
しかも、ちょっとだけ怪しげなのが嬉しい。


*******
オーネット・コールマン(Ornette Coleman) / Dancing in your head
このレコード(CD)は録音がショボイので、
再生装置の能力に関係なく同じようにショボイ音が鳴る。
そのショボイ音が演奏にマッチしている。

フリージャズの「フリー」が何を意味するかはさておき、
ジャズというよりチンドン屋の演奏みたいだし、
チンドン屋の演奏とするには理屈っぽい。

いずれにしても、この音楽を一度聴くと、
しばらく頭の中でメロディーが鳴り続ける。
ショボイ音で。
by hikihitomai | 2013-12-15 21:00 | 物見遊山
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