小道具を購入した。 夜景撮影時の窓ガラスの写りこみ対策である。 商品名は「忍者レフミニ」という。→ こちら 。 折りたたむと直径12センチなので常時携行できる。 名前が怪しいが、使用する姿も怪しい。 もっと怪しげな「ひとつ目クン」もあるが、私にはそれを人前で使う勇気がない。→ こちら 。 小さいサイズの「忍者レフミニ」(直径35センチ)を購入したのは、 第一の理由は人目をはばかって。 第二の理由は、簡単な計算をした結果、 写りこみ対策の要点は忍者レフの大きさに頼ることより、 窓ガラスに近づくことが肝心だとわかったから。 近づけないのであれば、 通常版の「忍者レフ」(直径50センチ)でも写りこみを回避するのは難しいだろう。 「ひとつ目クン」に至っては無駄に怪しまれるだけだ。 ちなみに、計算は次のようなもの。 レンズの画角を θラジアン、 窓ガラスまでの距離を nメートル、 写りこみを排除するための忍者レフの直径を R とすると、次の等式が成り立つ。 R = 4n・tan(θ/2) ※レンズと窓ガラスが直交する場合。 極端な例としては、 シグマのレンズ8-16mmで、8mm(12mm相当)を使う場合、 画角(縦横比2対3の対角線画角)は約121度(1.056ラジアン)なので、 窓ガラスから 1メートル離れたとき必要となる忍者レフの直径は約7メートル、 50センチの距離でも約3.5メートルにもなり、現実的でない。 そもそも、そんなに離れてしまったら、 写りこみ以前の問題として、 窓枠や通路、内壁などの屋内設備が写ってしまう。 50mm(75mm相当)レンズでも窓ガラスから50センチ離れると、 写りこみを完全に防ぐには直径が約60センチの忍者レフが必要になる。 画角(焦点距離)ごとに色々と計算してみたのだが、 結論としては前述のとおり、 写りこみ対策の要点は忍者レフの大きさに頼ることよりも、 いかに窓ガラスに近づくかが肝心だということ。 要は、夜景がレンズに到達する際、 透過する窓ガラスの面積を小さくする方が、 写りこみの影響も小さくなる。 当たり前の結論に至ったのである。 なにはともあれ、忍者レフミニは手軽で簡単。 しかも、ちょっとだけ怪しげなのが嬉しい。 ******* オーネット・コールマン(Ornette Coleman) / Dancing in your head このレコード(CD)は録音がショボイので、 再生装置の能力に関係なく同じようにショボイ音が鳴る。 そのショボイ音が演奏にマッチしている。 フリージャズの「フリー」が何を意味するかはさておき、 ジャズというよりチンドン屋の演奏みたいだし、 チンドン屋の演奏とするには理屈っぽい。 いずれにしても、この音楽を一度聴くと、 しばらく頭の中でメロディーが鳴り続ける。 ショボイ音で。
by hikihitomai
| 2013-12-15 21:00
| 物見遊山
|
ファン申請 |
||