3月7日(金)は末娘の卒業式。 4月から公務員になり、自活を始める。 3年前、母親の死期が迫る中、娘は高校を受験した。 勉強に集中できるような家庭環境ではなかったが、 無事、進学できたのは気持ちを維持できたからだ。 高校生になると、娘は美大への進学を望んだ。 いつも絵を描いていたから、好きな道に進みたいとの一心である。 やがて美術関係の進路について、現実的なものの見方をするようになり、 美大進学から公務員へと進路を変更。 親に似て頑固なところがあるから、 娘が公務員になると宣言した時点で、進路は決まったようなものだ。 好きな絵描きについては、高校生活の記念となる作品を残した。 卒業文集の表紙デザインと挿絵は、娘の手によるものだ。 卒業式にはカメラを持ってきちゃダメと念を押された。 ばかオヤジのことだから、たくさんの機材を持ち込み、 大々的に撮影するかもしれないと心配したのだろう。 卒業式はもともと手ぶらで出席するつもりであった。 あまり偉そうなことは言えないが、 「撮らない」という積極的な選択は、撮影行為の一種だから。 ******* 川嶋あい / 旅立ちの日に...
by hikihitomai
| 2014-03-09 21:00
| 植物
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