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ちんぽとかまんこの話



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午後1時23分頃の地震で目が覚めた。
関東地方の最大震度は4、柏市は震度3。
地震がなければいつまで眠つてゐたのやら。

さういふわけで、成人の日にちなんで今日はエッチな話題。

「夫のちんぽが入らない」
2年ほど前に出版された小説のタイトルである。
読んでないから内容は知らないのだが、
女性の視点による刺激的なタイトルである。

これを男の視点でタイトルを付け替へると
印象がだいぶ変はる。
「妻のまんこに入らない」

入らない状況は同じでも、
「夫のちんぽが入らない」からは
夫婦間の深刻な問題を想像するのだが、
「妻のまんこに入らない」は
男の個人的な問題のやうに思へてくる。
さう思ふのは、私が男だからだらう。

十数年前、子供向けの性教育の現場で珍事があつた。
先生が女性の性器の呼称に困つたのである。
男の方は「おちんちん」といふ呼び名がある。
愛嬌のある名称で、公の場で口にしても違和感がない。
一方、女性の性器を「おまんこ」と言ふには勇気が必要。
困つた教育現場では、
なんと「おちんちん」にしてしまつたのである。

男女の密接な関係において性の問題は避けて通れない。
それが喜びや深い絆につながることがある一方で、
犯罪など、不幸につながることもある。
大切なことなのだから、
教へるのなら「つつみかくさず」教へないと意味がない。

といふのが前振りで、
最近知つた谷川俊太郎の詩について。

これがスゴイのである。
あの谷川俊太郎だからね。
大切なことをつつみかくさず表現してゐる。
タイトルは「なんでもおまんこ」。
いきなりガツンとくるタイトルだが、
面白ひ詩で、私は気にいつた。

「なんでもおまんこなんだよ」で始まり、
空や花や地面とやりたい、と綴られてゐる。

「空なんか抱いたらおれすぐいっちゃうよ」とか、
「花ん中へ入っていきたくってしょうがねえよ」とか、
地面を掘ると土の匂ひがして、
「水もじゅくじゅく湧いてくるよ」とか、
「おれに土かけてくれよお」とか。

ある種の爽快感もあつたりして、
「これでいいんだ」といふ気持ちになる。
さう思ふのは、やはり私が男だからだらう。

※ 詩の全文を知りたい人は、
「谷川俊太郎 なんでもおまんこ」で検索してください。


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ザ・タイマーズ / FM東京の歌
おまんこ野郎FM東京、と歌つてゐる。
テレビ番組「夜のヒットスタジオ」で放送されたさうで、
リハーサル時と違ふ曲を本番で演奏したのだとか。
(歌詞の字幕は動画をアップロードした者が後付けしたのだらう)

歌つてゐるのは、タイマーズといふバンドの
ZERRY(ゼリー)と名乗る人物。
忌野清志郎にソックリといふ触れ込みで、
実は本人。

FM東京とFM仙台が忌野清志郎の歌を放送禁止にしたことに
抗議したやうである。さうであれば、
「腐ったラジオ」や「馬鹿のラジオ」などの罵倒は主旨に合ふてゐるが、
「政治家の手先」は余計であつた。
政治家は悪者しかゐないといふ硬直した考へに基づき、
なんでもかんでも「お上」に反旗を翻へすやうな姿勢では、
それこそバカ丸出しである。

もし、FM東京やFM仙台が政治家の圧力に屈して
忌野清志郎の歌を放送禁止にしたのであれば、
罵倒すべき対象は放送局だけではないのだから、
かういふ歌にはならなかつただらう。
返す返すも「政治家の手先」が残念である。











by hikihitomai | 2019-01-14 21:00 | 物見遊山
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