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年末年始のあれこれ



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東京国立博物館の正月飾り



12月29日、旧友のジロちやんとその友人のダノーさんと飲み会。
彼らも私も還暦を迎へるオヤヂですが、
三人ともアンポンタンだから、
不謹慎でおバカな話題で盛り上がりました。

ダノーさんは定年になつたらサッサと仕事を辞めるさうです。
引退すれば、朝から晩まで無料エロ動画が見放題だ、と。
大馬鹿野郎ですね。
もちろん大馬鹿といふのは最大級の褒め言葉です。

大晦日の夜は、家族でトランプ。
3人の子供たち、といつてもみな成人ですが、
彼らと「大富豪(大貧民)」。

トランプといへど我家の「大富豪(大貧民)」は真剣勝負です。
勝つためには、場に出されたカードを覚へておくのは必要最低条件。
残りのカードから各自の持ち札を予想して戦略を練ります。
正攻法だけでは勝てないのでハッタリをかますのは序の口。

かつて、トランプ大会は大晦日の恒例行事でした。
当初は親の圧勝でしたが、子供たちの成長に伴ひ、
小学生だつた長男が勝てるやうになり次男と末娘が続きました。

2010年の大晦日、家族5人がそろつた最後のトランプ大会でのこと。
3人の子供は、大学生、高校生、中学生でした。
余命宣告を受け自宅で最後の日々を過ごしてゐたうちの奥さんは、
癌の影響で思考力が低下する中、トランプ大会に参戦してひとり負け。
誰も手加減しなかつたからです。
癌は癌、トランプはトランプ。

来年はひとり勝ちしてやる、
と嬉しさうにリベンジを誓つたうちの奥さんは、
その2ヵ月半後に永眠しました。


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東京国立博物館、四天王立像の一体


元日は、墓参り。
父とうちの奥さんが眠る墓に花を供へ線香を焚く。
午後はカニを喰ふ会。
母は、体力が衰へても口だけは達者。
憎まれ口を叩くのは元気な証拠です。
それに輪をかけて憎まれ口を叩いてやるのは私の役目。

2日、東京国立博物館へ。
ホニャララ展に長蛇の列。90分待ちだとか。
私は行列に並ぶ趣味はなく、興味もわかなかつたので、
本館で正月飾りを撮影し、法隆寺宝物館で観音菩薩立像を拝観。

3日、早朝の緊急地震警報で目がさめました。
震源地は千葉県東方沖、最大震度4、柏市は震度2。
たいしたことがなくて良かつた。

夜は、柏駅前の居酒屋で飲み会。
メンバーは義弟、甥、長男。

義弟は妹(上の妹)のダンナなので義弟に違ひないのですが、
2歳年上で、高校の先輩です。
本来なら、早期退職した彼に、私の引退について相談すべきところ。
第三者の目にも、さうするのがスジだと映るでせう。
でも、さうしないのは、義弟もダノーさんなみの大馬鹿野郎だから。
もちろん大馬鹿といふのは最大級の褒め言葉です。

義弟は酒の席で人工知能やら何やらについて語りました。
引退後に大学に通ひなほし、論文を書いたのださうです。
実は妹から、お兄ちやん達なら話相手になれるから聞いてあげて、
と頼まれてゐたんです。
それで、その方面に話題を向けたら、
喰ひつきのいい長男や甥を相手に、義弟は熱弁を奮ひました。
今度、遠路、H大学まで講演しに行くさうです。

甥(下の妹の息子)は医学生なので、
彼に関する興味は、人体を切つたり削つたりする訓練について。
ふと思ひだしたので、
麻酔を使はず二人の背中を縫ひ合はせて合体させる技術について質問。
それはナチスの人体実験であつて医学ではありません、と冷たい回答。
背中の皮膚は薄いので縫ひ合はせるのは難しく、
二人の細胞組織の相性もあるから、合体は無理でせう、と。

二次会は柏駅西口の "HUB" で。
長男も同行してゐたので、
書かないと悪事を疑はれるから正直に書いておきます。
ビール待ちのカウンターで知り合つた女性と仲良くなり、
長男たちとは別行動でしばし他愛のない会話で酒を飲みました。
女性といつても、うちの末娘と同じ20代半ばくらゐの年頃。
からかつた(あるいは、からかはれた)だけです。
もつと話を聞いて、とギネス(ビール)を奢つてくれました。

いつの間にか義弟が深酔ひしてゐたので、タクシーに乗せました。
10分くらゐで帰宅する旨を妹に連絡。
妹は自分のダンナのことより、
うちの長男や甥が飲み過ぎてないか心配してました。
将来のある若者のことの方が大事に決まつてる、さうです。


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BBC / London 2020 fireworks










by hikihitomai | 2020-01-04 21:00 | 物見遊山
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