先日の六義園ではこんな写真も撮りました。 これは一度ボツにした写真です。 ボツにした理由は、虎が写っていないからです。 やはり竹林といえば虎でしょう。虎がいれば、サマになったはずです。 言い換えれば、虎がいない竹林なんて写真に撮る意味がありません。 そういう理由でボツにしました。 一度ボツにした写真をなぜ復活させたかといえば、酔っ払っているからです。 ボツにした理由といい、復活させた経緯といい、写真に関する私の態度がよくあらわれています。 手前にあったベンチを避け、遠くに見える建物を排除するフレーミングとし、 竹林が闇に浮かび上がる写真をイメージして撮影しました。 これで虎の影があれば完璧な絵になるだろう、なんてことも想像しました。 いつも、撮影しているときが幸福な時間帯で、 PCのモニタで確認しているときは落胆する時間帯です。 どのように撮影するかを考えているときは楽しく、 イメージした写真と実際に撮った写真とのギャップを嘆くわけです。 こんなハズじゃなかった、と。 つまり「撮って極楽、見て地獄」の典型的なパターンですね。 で、こんなハズじゃなかった理由が欲しくなります。 できれば、未熟なウデ以外のところに理由が欲しい。 そうだ虎だ。虎がいなかった。
by hikihitomai
| 2006-11-28 21:18
| 物見遊山
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