この白い花は雪柳(ユキヤナギ)、かな。 気分がハイなのは連夜の飲み会のせい。ささやかな脳みそが興奮状態。 こういう晩はモーツァルトの「魔笛」が聴きたくなる。 夜の女王のアリア。 耳の中がかゆくなりそうな歌声を堪能。 チェリル・スチューダは線が細いとか、ルチア・ポップは月並みだとか、 偉そうに聞き比べをしたりして、最後はエディタ・グルベローヴァ。 グルベローヴァ、ええなあ。 この映像の歌唱はイマイチだけど。 思えば、エディタ・グルベローヴァの歌声が聴きたくて CDプレイヤを買ったのだ。1985年のことである。 CDプレイヤが初めて発売されたのが1982年のことだから、 様子見の期間をたっぷり取る私としては早い導入といえる。 というのも、ドリーブの歌劇「ラクメ」で歌われる「鐘の歌」が聴きたかったからだ。 秋葉原の試聴室で「鐘の歌」を聞かなかったら、 10年くらいはCDプレイヤを買わなかっただろう。 ちなみに、1985年は阪神タイガースが優勝した年。 その年に購入したSONYのCDP-553ESDというCDプレイヤは 実売価格で10万円以上した。定価は15万円くらいだったと思う。 ケチな私がそんな大金を払ってまで購入したのは ひとえにエディタ・グルベローヴァの美声が聴きたかったからだ。 そのCDプレイヤの調子が悪くなり、18年も使えば充分だろうとの思いから、 DENONのDCD-1650SRに買い換えたのが2003年。 この年も阪神タイガースが優勝した。 優勝のせいにしてCDプレイヤを購入するパターンが定着したので 今度タイガースが優勝したらアンプやスピーカを買換えようかしら。 ちょっとガタがきているそれらの装置は、購入してから四半世紀の歳月が経過している。 四半世紀も経てば、ガタがでるのも無理はない。 私の髪が薄くなるのも仕方がない。これは関係ないか。 ともあれ、何年たってもCDに記録されたエディタ・グルベローヴァの声は美しいままだ。 曖昧になった脳みそをディーヴァが慰めてくれる。
by hikihitomai
| 2007-04-24 23:59
| 植物
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