明日は、911事件の日。 Youtubeで"911"をキーワードに検索すると、たくさんの映像がヒットする。 たとえばこの映像とか、この映像。 飛行機が世界貿易センタービルに衝突するシーンや人が落下する様子は、 テレビ局が放送しないことに決めた映像だ。 被害者の家族や子供へ与える影響に配慮した措置である。 ただ、911の惨事を伝えるには、言葉を尽くすより、映像の方が説得力がある。 太平洋戦争での映像に歴史的価値があるのと同様、 911映像も後世に残すべき映像であるが、 前述のとおりテレビ局は放送しないのである。 Youtubeで視聴できる911映像は、そのほとんどが テレビ放送を無許可で複製して作成されたものであり、 Youtubeにアップロードする行為は著作権法に抵触している。 しかし、違法行為によって閲覧可能となった映像が、 911事件を知る上で重要な役割を果たしているのだから皮肉だ。 Youtubeでの視聴が最善というつもりはないが、 映像が死蔵されることに比べれば、遥かに意義があるだろう。 たとえるなら、墓の盗掘によって、 王家の財宝が社会に還元されるようなものだ。
by hikihitomai
| 2007-09-10 21:26
| 物見遊山
|
ファン申請 |
||