街で妙齢の美女を見かけた。 なんとなく気持ちがそわそわ。 白髪の増えた自分には関係のない存在に思えるものの、 イザとなればオレだって、という気持ちもある。 どういうときが「イザとなれば」なのかはさておき、 この複雑な心境はあれですね、西東三鬼(さいとう さんき)の俳句。 「中年や 遠くみのれる 夜の桃」 オッサンの心情を見事に表現している。 同じ西東三鬼でも、 「おそるべき 君等の乳房 夏来る」 となると、情景は十分理解できるが、 中年のオッサンにそんなエネルギー感は無縁。 「夜の桃」にニヤリと笑うくらいが分相応だろう。
by hikihitomai
| 2007-11-25 18:23
| 植物
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