昨晩、NHKの大河ドラマを少し見た。 番組名は「篤姫(あつひめ)」といい、 天璋院篤姫(てんしょういんあつひめ)の物語だ。 篤姫に関してあまり知らないけれど、 「天璋院」という言葉は中学生のころ覚えた。 夏目漱石の「吾輩は猫である」に出てきたからだ。 猫であるところの吾輩は、三毛猫の三毛子に好意を寄せている。 三毛子を飼っているのが二弦琴のお師匠さんで、もとは身分がよかったという。 どれほどの身分かというと、 「天璋院様の御祐筆の妹の御嫁に行った先の御っかさんの甥の娘」 なのである。 家柄にハクをつけたがる風潮を皮肉ったものだ、 という吾輩の時代背景はさておき、 語感が面白かったから「天璋院様の・・・」を覚えた。 おそらく、友人と冗談を言い合うために、ネタとして暗記したのだと思う。 暗記したというのは大袈裟だけれど、 和歌より字数が多いから暗記したことにしよう。 一夜漬けの記憶は試験が終われば忘れてしまうが、 動機はともあれ、自発的に覚えたものは長く記憶に残るようだ。 だから、30年以上経った今でも「天璋院様の・・・」をスラスラと言える。 何の役にも立たないけれど。 ******* シャーリーン(Charlene)/ I've never been to me 。 シャーリーン自身も、またこの歌に歌われている女性の人生も、 決して平坦ではなかったようだ。
by hikihitomai
| 2008-03-17 22:06
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