少子高齢化社会では、 育児の実体験がタレントの「売り」になるようだ。 「子供は無限の可能性を秘めている」という。 先日、某女性タレントがTVで熱く語っていた。 初めての子育てで、高揚感があるのだろう。 その高揚感が「無限の可能性」を語らせたようだ。 子育てでブルーになるより、ハイになる方が健康的だが、 根拠もなく無限の可能性を語るのはどうかと思う。 そのタレントに限らず、 「子供は無限の可能性を秘めている」 と語る者が少なくないのは、何故だろうか。 子供の可能性を信じるのは、親心として理解できなくもない。 しかし、子供は親を選ぶ権利がない時点で、可能性の大半を失っている。 だから、子供の可能性を妄信する前に、 自分がその子供の親である現実を認識すべきかと思う。 偉そうなことは言えないな。 私も可能性を奪う側のひとりだから。 無限の可能性だなんて口が裂けても言えない。 かといって、わざわざ子供を呼び付けて、 お前の可能性は無限ではなく限定的だと宣言する必要もないだろう。 正直な言動が良い結果を招くとは限らないからね。 ******* ポーリーヌ・クローゼ(Pauline Croze) / T'es beau
by hikihitomai
| 2008-09-25 22:29
| 植物
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