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pugnacious nationalist
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朝日新聞によれば、
米紙ニューヨーク・タイムズは9月25日付けの社説で、
麻生首相を「けんか腰のナショナリスト」と記したそうだ。
日本の外務省は反論したという。

ニューヨーク・タイムズの社説はこちら
冒頭の一文に pugnacious nationalist とある。

カタカナの「ナショナリスト」ではピンとこないが、
「国粋主義者」と書いてくれれば、
それが悪口であることがすぐに理解できる。
報道機関がそれを使うときは皮肉がこめられており、
褒め言葉として使われることはない。

などと偉そうに書いたけれど、
かつて私は nationalist を「愛国者」だと勘違いしていた。
愛国者と国粋主義者とでは意味合いがまるで違うのにね。

何年か前、イラク戦争に関するサイト(英文)を閲覧したとき、
論旨が矛盾するから念のため辞書で調べたところ、
nationalist は愛国者ではなく国粋主義者だと知った。

ま、その程度の英語力だから、
他にも勘違いしている言葉がたくさんあるのだろう。
英語に限らず、日本語もあぶない。

ちなみに「愛国者」は英語で patriot(パトリオット)。
米軍の地対空ミサイルの名前にも使われている。
ミサイルの名前にはふさわしくないね。
むしろ、排他的な意味合いをこめて、nationalist の方が適している。

麻生首相をナショナリストと呼ぶのは疑問が残るが、
昨日の所信表明演説を見る限り、
喧嘩っ早いのは当たっているのかもしれない。
演出の一環だろうけれど、野党民主党を挑発する姿は、
是非はともかく、生き生きとしていた。

そんな様子を見れば、総選挙が近いような気もするが、
ホントに解散するのかしら。
前の福田内閣が発足したときよりも支持率が低いのに、
解散・総選挙の道を選ぶとは思えないんだけど。

解散する権利は与党が握っているから、
選挙に負けると分かっていれば解散しない。
見方を変えると、解散するときは、
与党が「勝算あり」と判断したときだ。
アタシはそう思っている。

だから、前の福田政権のときも
支持率が低いがゆえに解散しない(解散できない)から、
任期を全うするだろうとにらんでいた。
しかし、首相辞任というワケのわからぬワザを繰り出され、
アタシの予想は外れてしまった。
支持率の低い首相に居座られるよりはマシだけどね。

で、ホントに解散するのかしら。
与党に勝算があるとすれば、それは何だろうか?
それとも、解散するか否かは、
キャスティング・ヴォートを握っている政党の意向次第かしら。

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♪ Don't you think the joker laughs at you?
  ho ho ho, he he he, ha ha ha
by hikihitomai | 2008-09-30 23:18 | 生き物
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