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お達者倶楽部
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所用のため、母の許へ。
家の中に線香の匂いが漂っていた。

死んだ父親の幻影を見た話を母にしたものだから、
それで仏壇に火を灯したのだろうと思った。

しかし、母の弁によれば「いい香りだから」。
麝香(じゃこう)の匂いのする線香だから、気分が落ち着くという。
仏を慰める目的ではなく、アロマテラピーであった。

しかも「アタシの所に出てきたら、追い返してやる」とのこと。
なかなか達者な婆さんであり、まあ、それがなによりではある。

達者といえば、母はパソコンを使う。
60歳を過ぎてから操作を覚え、
今ではちょっとした仕事をパソコンで処理できるようになった。

それまでパソコンとはまったく縁のない生活であったから、大したものだ。
とはいえ、windows update の何たるかは理解していないから、
それはヘルプデスク役の私の仕事。

windows update について、母から言われたセリフを
そっくりそのままマイクロソフト社に進呈しようと思う。
「アタシがわかるように説明してごらん」
by hikihitomai | 2007-09-30 22:08 | 物見遊山
父親の顔
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怖いものを見た。

今日は休日出勤。
連続した時間を確保して、集中的に仕事をするなら休日に限る。
電話も鳴らなければ、メールも来ない。
快適な環境で、気が滅入る資料を粛々と作成。

ガラにもなく集中して働いたせいか、夕方にはゲッソリ。
コーヒーを買いに立ったついでに、
気分転換を兼ね、顔を洗うため洗面所に寄った。

顔を洗い、鏡を見たらそこに死んだ父親がいた。
恐ろしさのあまり、声を出していたかもしれない。
心臓が止まりそうとは、こういうことを指すのかと実感した。

夜、たまたま母から電話があったので、父を見た話をした。
「アタシに合わせる顔がないから、お前に会いに行ったんだろ」
と母は笑っていた。

実は、3年前にはドッペルゲンガーも体験している。
自分の姿を見て、腰を抜かしそうになった。
2004年11月19日、午後10時半頃の出来事である。
あまりの出来事に驚愕し、
当時のblog(blogger.com)に詳細を記述したくらいだ。

私は心霊現象の類は一切信用していないから、
論理的ないしは合理的な説明が欲しいものだ。

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父は35歳で死んだ。胃ガンである。
1971年、私が5年生のときのことだ。

もう、遠い過去のことだから、
父親の姿をはっきりと思い出すことができない。
思い出せるのは、葬式の祭壇に飾られた写真の顔くらいだ。

その写真は葬儀後もしばらく家の中に飾ってあったから、
それが父親の顔として記憶の中に定着したのだろう。

今日、鏡の中に見た父親も、その写真の顔であった。

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私の父は大酒をくらって胃ガンになった。
若かったからガンの転移も早く、苦しんだ挙句、死んでいった。
自業自得である。

大酒が原因で家族の生活は困窮していたから、
入院した父を見舞う気持ちに、私はなれなかった。
見舞うことをかたくなに拒否した私は、母と妹達を見送り、留守番をした。
5年生なりに、自分の意志を貫いたのである。

結局、一度も見舞うことなく、葬儀の日を迎えた。

あとで聞かされた話では、
病床の父は、長男である私に会いたがっていたそうである。
おそらく、自分の余命が長くないことを理解していたのだろう。
私は取り返しのつかないことをしてしまった。

自業自得とはいえ、末期ガンの苦しみの中、
息子に会いたいと願っていた父親の胸中を思うと、涙が出そうになる。
今日、死んだ父親の幻影を見たのは、この辺に理由があるのだろう。
by hikihitomai | 2007-09-29 21:39 | 植物
蝶 その4
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川口市「グリーンセンター」



お酒を飲む人を左ききという。
大工仕事に由来するそうだ。
大工さんは右手に槌(つち)を持ち、左手にノミを持つことから、
右手は槌手(つちて)、左手はノミ手(飲みてぇ)。

そういうわけで酒を飲む。
何が「そういうわけ」かは不問としたい。

左ききといえば、ちょっと古いけど、
麻丘めぐみの歌に 「わたしの彼は左きき」 があった。
アイドル歌手の流行歌だから、飲兵衛の歌ではない。
大工仕事とも関係がない。
解剖学的あるいは生理学的に左きき。
そういう歌だ。

解剖学的といえば、
左ききとは微妙に話題が異なるのだけれど、
「右曲がりのダンディ」というマンガがあった。
20年くらい前だったか、面白いから読めと甘木君が本を貸してくれた。
ストーリーはすっかり忘れてしまったが、
主人公の珍珍が右に曲がっていたことは覚えている。

覚えているといえば、
聞きたくもない告白を甘木君から聞かされたことを覚えている。
甘木君の珍珍は、平常時は問題がないが、
緊張時はかなり右に曲がってしまうという。

右に曲がろうが、左に折れようが、
私の知ったことではないのであって、
そんな告白をまだ覚えているのが、なんだか口惜しい。

どうせ覚えるのなら、もっと大切なことを覚えておきたいものだ。
余計な告白を記憶している分だけ、
大切な記憶が失われた可能性があるかと思うと、
甘木君には強く反省を求めたい。

とまあ、そういうわけで酒を飲む。
前述のとおり、何が「そういうわけ」かは不問としたい。
by hikihitomai | 2007-09-28 23:36 | 生き物
ジーンズ
いつものことながら、写真と本文は無関係。
モデルは似顔絵描きのおふたり。場所は上野公園入口の階段。
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同じ銘柄のジーンズを2本購入したのが十数年前。
あるいはもっと前のことかも知れない。
2本同時に購入したのは、交互に着用すれば、
一定のはき心地を長く維持できると考えたからだ。

目論見どおり、長年にわたり愛用してきたので、
ジーンズとは思えないほど布地が柔らかくなった。
まるでジャージのような肌触り。

とても気に入っているが、膝のあたりに穴があいているのが難点。
穴はデザイン上のそれではない。
洗濯に耐えきれず、破れてしまったのである。

自慢じゃないが、もともと服装には無頓着。
着衣を考えるのが面倒だから、休みの日はいつも同じ格好をしている。
着たきりスズメというやつだ。
今頃の季節ならシャツとジーンズが、スズメの定番。

その格好でデイバッグを背負い、紙袋をさげればアキバ系になれる。
私がデイバッグや紙袋を使わないのは、
アキバ系と差別化を図るためである。

差別化はともかく、
あと数年で50歳になるオッサンの装いとしては、
穴のあいたジーンズはアンバイがよろしくない。

いわゆるチョイ悪オヤジであれば、
穴のあいたジーンズもサマになるだろう。
私の場合は、みすぼらしく見えるだけだ。

いまさら世間体を気にしても仕方がないけれど、
年齢相応の身なりがあることは承知している。
穴のあいたジーンズとはそろそろ決別する時期かもしれない。

破綻している脳ミソは修復できないけれど、
お金を払えば服装は体裁を整えられるのだから有り難い。
by hikihitomai | 2007-09-27 22:02 | 物見遊山
蝶 その3 シジミチョウ
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川口市「グリーンセンター」



今晩も望月のはず。
仕事の帰り、家路をたどりながら雲間の月を探すが、見当たらず。

下界は喧騒に満ちている。
駅前では目つきのよろしくないオニイサン達が、肩を揺らしながら歩いている。
パチンコ屋の扉が開くと、中から騒音があふれ出す。
飲み屋の換気扇は、臭い煙をもうもうと吐き出している。
路地を走る車が、やかましい警笛を鳴らして人ごみを蹴散らす。
歩道橋の階段で眠るオッサンの足元には、ビールの空き缶と大量のゲロ。

きっと天上の月は美しいであろう。
by hikihitomai | 2007-09-26 22:13 | 生き物
中秋の名月
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中秋は陰暦8月15日のこと。仲秋は陰暦8月のこと。
本日のベタ写真は、中秋の名月。月齢は13.9。

風情も何もあったものではないが、記念撮影みたいなものだから、
去年も撮ったことだし、今年も撮影しておこうかと。

光学20倍ズーム(テレコン使用、720mm相当)に、
デジタルズーム4倍を併用し、合わせて約80倍ズームで撮影。
実際には80倍だと月が画面からはみ出るので、80倍のちょい欠け。

80倍ズームと書くと凄いけれど、ご覧のとおり画質はイマイチ。
白黒コントラストの被写体には辛うじて使えるものの、
草花や小鳥の撮影には適さない。
言い換えると、80倍ズームは月面専用モード。
画面サイズもVGAサイズ(640×480)限定。

そういうわけで、粗い画質はともかく、
80倍ズームでは画面いっぱいに月が写り、
ファインダを覗くと月がじわじわと移動するのがわかる。

月を見ているだけなら天体観測気分で楽しい。
しかし、いざ撮影となるとあまり愉快ではない。
三脚と雲台のガタが辛いのである。

月をとらえ、角度を固定しても、自重でカメラがお辞儀をしてしまう。
とても狭い画角で月をとらえるから、
微妙なお辞儀でも、狙った位置からずれてしまう。

それだけではない。
手ブレを防止するためセルフタイマーを使うのだが、
10秒後には月が移動しているので、
それを見込んでカメラの角度を決めなければならない。

三脚と雲台のガタを勘案し、
なおかつ10秒後の月の位置を予測してカメラの向きをセットする。
予測などと言えば聞こえも良いが、要は当てずっぽうである。

従って、80倍ズームで画面の中央に月を写す作業は、
偶然に支配される要素が多く、
その偶然が訪れるまで撮影を繰り返すしかない。


月にちなんで、
フランク・シナトラ(Frank Sinatra)の polka dots and moonbeams
グレン・ミラー(Glen Miller)楽団の moonlight serenade もいい感じだけれど、
グレン・グレイ(Glen Gray)の演奏の方が好きだったりする。
by hikihitomai | 2007-09-25 22:07 | 物見遊山
蝶 その2 セセリ・クローズアップ
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川口市「グリーンセンター」、噴水前の花壇



上掲の3枚はいずれも絞り優先(開放F3.7)で撮影。
焦点距離は432mm(35mm換算)。
クローズアップ・レンズ使用。被写体まで33cm。
1枚目のシャッタースピードは1/40秒、2枚目は1/80秒。
3枚目はなぜか1/320秒とかなり高速。
他にもたくさん撮ったけれど、
絞り込んで撮ったものはシャッタースピードが確保できず、手ブレで全滅。
by hikihitomai | 2007-09-24 17:10 | 生き物
蝶は、撮るだけで精一杯。構図などを考慮する余裕ナシ。
ピントが合うまでの時間がもどかしい。
と、言い訳をしつつ、証拠物件的な写真を羅列。


ツマグロヒョウモン メス
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モンシロチョウ   背景は青空ではなく、倉庫の青い壁。
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アオスジアゲハ  羽がぼろぼろ。動きが速く、目にピントを合わせられたのは一枚だけ。
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備忘録;
クローズアップ・レンズを使うと、DSC-H1では、
被写体まで33cmの位置から最大430mm相当のズームが可能。
開放で撮ると背後が見事にボケるものの、
色のにじみが激しく、色合いも淡白になってしまう。
レンズがダメなのか、カメラとの相性が悪いのか。
絞るとかなり改善できるが、背景ボケが犠牲になるのと、
シャッタースピードが落ちて、手ぶれとの戦いになる。
by hikihitomai | 2007-09-23 23:59 | 生き物
日傘
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銀座



暑い。
各地で、遅い時期での「真夏日」記録を更新している。
あと一週間で10月だというのに、ほんとに暑い。
10月になれば、いわゆるクールビズの期間が終了し、
職場での服装はネクタイ着用に戻る。

街では日傘の女性が増えた。
この頃の日傘は、紫外線を遮断する成分を生地に織り込んだり、
あるいは染料に混ぜるなどして、軽量化を果たすと共にカラフルになったそうだ。
紫外線だけでなく、可視光や赤外線も遮断する商品もある。
日傘の女性が増えたのはそういった事情もあるようだけれど、
一番の理由は、猛暑にあることは間違いない。

ところで、
"parasol" は女性用の日傘が語源だし、
"umbrella" の語源は、日陰を意味するラテン語だそうだから、
傘はもともと日傘を意味する言葉であったようだ。

日傘の女性といえば、
絵画では、クロード・モネ(Claude Monet)の作品が有名で、2種類ある。
1875年の「日傘をさす女」は、夫人のカミーユがモチーフで、
息子の姿も小さく描かれている。
一方、1886年の「日傘の女性」では、顔が描かれていない。
二者の違いは、1879年に32歳で亡くなったカミーユへの想いが影響しているそうだ。
by hikihitomai | 2007-09-22 05:41 | 物見遊山
ガラスの風鈴
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by hikihitomai | 2007-09-20 23:09 | 物見遊山